外部と建物が区切られる部位(建物外皮)が断熱気密すべきところです。内部に面する室内間仕切り壁は断熱気密する必要はありません。
しかし、実は繊維系断熱材であれば是非断熱施工してほしい箇所があります。例えばトイレの間仕切り壁。ここに繊維系断熱材を施工すると吸音効果が得られます。トイレは排水音もさることながら、実はトイレットペーパーの使用する音も響きやすいのです。
写真は階段下空間を活用したクローゼット間仕切り壁に、グラスウールを充填した施工写真。
図面には記載のない断熱施工箇所ですが、優れた大工さんは経験則から必要であると認識しており充填してくれます。こうした気配りが在来木造工法の良さであると思います。