高断熱高気密住宅に欠かせない材料が「断熱材」です。大別するとグラスウールやセルロースファイバーなどの繊維系断熱材と、ボード状断熱材に分かれます。

繊維系断熱材を更に詳しく原料で見ていくと、グラスウールはガラス繊維で成形された断熱材、セルローズファイバーは新聞古紙再利用の自然素材断熱材、同じくエコロジーな断熱材で羊毛断熱材が挙げられます。

写真は高性能グラスウールです。圧縮梱包された状態で納品されます。

ボード状断熱材はポリスチレン樹脂に難燃剤を含ませて製造された断熱材で、スタイロフォームやウレタンフォームがその代表です。

では、それぞれの長所と短所はどんな点かと言いますと、繊維系断熱材の長所はローコストであることが挙げられます。最もコストパフォーマンスに優れているのがグラスウールで、次点でセルロースファイバー、羊毛断熱材が続きます。欠点は湿度に弱い為、正しく施工する必要があります。

ボード状断熱材の利点は繊維系に比べ施工性がよく、水を吸収しにくい点が挙げられます。欠点は材料が高価な点です。

ではどちらが優れた断熱性能であるかと言うと、同一厚みならばボード状断熱材が優れています。

高性能16kグラスウール(以下HGW16k)とスタイロフォーム(以下PSF)で比較してみます。物質の熱の通しにくさ(熱抵抗値)を求めてみるとHGW16k100mmの熱抵抗値は0.1/0.038=2.63㎡k/wとなります。

同等性能をPSFならば74mmで確保することができます。結論としては両者の長所と短所を使い分け、高断熱化できることがベストな選択ではないかと思います。また、性能を永続させるために正しい施工も大事なポイントです。

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