住宅基礎は逆T字型の「布基礎」と、建物の床下全面にコンクリートを敷き、基礎と地盤を一体とした「ベタ基礎」かのどちらかになります。
底板全体で建物を支える「ベタ基礎」のメリットは、不同沈下が起こりにくく耐震性に優れている点があげられます。デメリットとしては布基礎と比べコンクリート、鉄筋使用量が増えるためコストアップに繋がる点ですが、私たちはベタ基礎を標準採用しています。
ただしベタ基礎を採用したから即着工とはいきません。まずは敷地地盤調査を行い、その地盤がどの程度の重さに耐え沈下に抵抗する力を持っているかを調査します。
(写真は実際の調査の様子)
第三者機関によるデータ解析を行い、十分な耐力があれば建築可となります。また、万が一不可判定が出た場合は地盤改良工事が必要となりますが、その場合も品質保証書が発行されますのでご安心ください。ちなみに以前までは調査方法はスウェーデン式サウンディング試験方法と呼ばれていました。
これは、この調査方法がスウェーデン発祥であることからといわれています。なんでもスウェーデン国有鉄道で、地盤調査をするための方法として使われたことから普及したそうです。
現在は国際規格ではスウェーデンという国名はつけられていないことから、「SS試験」または「SWS試験」と呼ばれています。