「明るい平屋」 完成写真公開
山形市柏倉地内にて建設中の建物が完成しました。
設計当初から平屋建てをご希望でしたが、打ち合わせを重ねていくうちに屋根断熱化し、小屋裏空間を予備室のように活用するプランとなりました。
建物は
基礎断熱PSF100㎜
壁充填HGW16k100㎜+付加断熱HGW16k100㎜
屋根HGW16k200㎜
開口部樹脂サッシ+トリプルガラス※一部樹脂サッシ+ペアArg入
付加断熱を施し、床下エアコンで全室を冷暖房する高断熱高気密仕様です。

「建物外観 ※北面」
接道面が北側に面している→水回りが集中する→プライバシーを考慮→でも立面図は意識したい
と、シンブルなファサード面の中にたくさんの計画が盛り込まれています。

「玄関・ホール」
色合いを少なくし、すっきりした配色でまとめられたインテリアです。採光は西面から取らざるを得ませんので、この開口部はトリプルガラスの遮熱Low-E仕様としています。

「回遊できる動線計画」
玄関から続く土間収納は、そのままキッチンへと続きます。外出してコートを掛けて、買い物した荷物を持ってすぐにキッチンへ。
玄関との間仕切りに引き戸を設けている為、閉めればいつも綺麗な玄関で来客者を迎えることが出来ます。

「玄関ホールからLDKを眺める」
左手に見えるニッチは、手すりも兼ねています。老後の配慮はしつつも、あからさまに手すりに見せない工夫です。

「LDKから見た南面」
南面に広がるのは畑と周囲の山々だけ。ここはプライバシーを気にせず吹抜も設けて、解放感いっぱいの空間。

「吹抜」
大開口部は全て樹脂サッシ+トリプル仕様です。採光を得る為の窓ですから、吹抜窓はFIX窓としています。開閉式にしようとするとオペレーター(チェーンや電動式の高所窓開閉オプション)が必要となり、結果開口部の予算増に繋がります。

「キッチンから見た動線」
写真では分かりにくい動線ですが、これはキッチンから見た玄関。収納量の確保、採光、水に強い床材等、沢山の工夫が盛り込まれています。
ここまで見て不思議に思う事があります。それは暖房(冷房)器具がどこにも見えない点。冷暖房システムは全て床下空間に設けられています。しっかり断熱気密処理を施せば、1台のエアコンで全室を冷暖房することが可能となります。
山形市米沢市にそれぞれこのシステムを体感できるモデルハウスを公開しています。ほんものの高断熱高気密住宅にご興味のある方は、ぜひご来場ください。
追伸
写真は全て筆者の撮影ですが・・・微妙に歪んでいたり画質補正が出来ていません。後日、プロカメラマンによる撮影がありますので、後日再度アップしたいと思います。カメラ撮影はもっと勉強したいジャンルです。