日射を目で見ると?

サーモカメラの画像データを整理していると、夏のデータがありました。東北地方は夏も過ごしやすい地域ではありますが、年によっては無視できません。撮影データの年は2018年7月。この年の同月気象データを見てみると全日25℃以上の夏日という暑さが厳しい年でした。

・・・柔らかく表現しましたが、更に細かく見ると夏日9日間で残り全てが真夏日を記録しています。(気象定義では日最高気温25℃以上を夏日、30℃以上を真夏日、35℃以上を猛暑日と定めています)

接道と外構土間コンクリートを見ると・・・

アスファルト表面温度は43℃です。対してコンクリートがいくらか低いのは色の効果もありそうです。厚みはコンクリートの方があるので蓄熱されるかと思っていましたが、圧倒的にアスファルトが熱いです!

コンクリートと庭部分の差はどうなっているでしょう?

最高温度と最低温度で10℃の差があることがわかります。

庭は?

芝生表面温度は20℃以下ですから、20℃の差となりました!都市部でいわれているヒートアイランド現象では、アスファルトやコンクリート等の人工被覆部分面積が多いことが原因と言われています。保水力の高い緑地は気温上昇を抑えるとは聞きますが、サーモ画像で見ると一目瞭然です。

断熱住宅では主に寒さに関しての研究は進んでいますが、夏を涼しく過ごすには改良の余地ありです。軒を出す立面計画ならば南面の日射遮蔽はコントロールできます。問題は東西面の日射。水平方向ではなく垂直方向で日射を遮る必要があります。外付けロールスクリーンなど対処製品はありますが、2階の窓に設置となると開閉作業性に難があります。

いつかモデルハウスで挑戦したいと思っているのが、垂直式グリーンカーテンの作成です。ワイヤーを格子に張って緑をはわせて目にも涼しい外構をしたいなぁと。いつか・・・そのうち・・・ってうちに夏は過ぎてしまうんですけど(笑)

「夏も冬もより省エネで快適に」

表現は簡単ですが、実現にはまだまだ勉強が必要です。